シークヮーサー飲料製品の表示問題で、沖縄バヤリース(安里祥徳社長)など県内メーカー4社は27日、沖縄総合事務局農林水産部に早期の原料特定手法の確立や適正表示の指導徹底を求めた。
沖縄バヤリースのほか、比嘉製茶、三倉食品、大宜味物産振興会が要請。
4社は2004年に県健康産業協議会がシークヮーサー飲料表示の自主基準にのっとり、「シークヮーサー」と「四季柑」を区別して表示。
ただ、自主基準外の表示で低価格商品が販売され、業界内で混乱が起きている。
安里社長らは「自主基準外商品にシークヮーサーに含まれない成分が含まれ、シークヮーサーと表示して売るのは問題だ」と、表示の指導徹底を求めた。
またシークヮーサーの判定手法が公的に確立されていない点を挙げ、「企業のモラルに頼る現状を正常化するためにも早期に判定手法を確立してほしい」と要望。
沖縄総合事務局消費・安全課は「違法表示があれば指導する」としながら、定義付けについては「県と相談して早めに対応したい」と従来の見解を述べた。